音響ラティス技術
音響ラティス技術
Strataのキャビネット内では
空洞とパッシブラジエータ(振動板)が交互に積層しています。
空洞内の空気はバネとして働き
この空気バネで結ばれた振動板群が
相互に振動を伝え合い、共鳴器として作用します。
我々は、この空洞と振動板の周期構造を
「音響ラティス」と呼んでいます。
音響ラティス は
見かけよりもずっと長い共鳴管に等価であり
例えば僅か数10センチの全長で
20Hz台の超低音と共鳴することも可能です。
しかし 音響ラティス は
単なる共鳴管システムの短縮版ではありません。
音響ラティス は
ユニット背面からの中高音を
短距離&大開口で放出する開放性をも備えているからです。
その放出経路に介在するパッシブラジエータは
不必要な管の共鳴を除去し
システム全体の音色を調整する重要な役割を担います。
その結果として音響ラティスは
サイズを超える低音増強能力と
いわゆる「箱臭さ」とは無縁のピュアな響きを
同時にもたらすことが出来るのです。
空気バネと 振動板が交互に積層した 「音響ラティス」構造
パッシブラジエータは、デンマークPeerless社製。Strata仕様の特注品です。